2008年 03月 07日
革工場見学に行ってきました!
国内で豚革をなめして作られているタンナー(なめし業者)さんは、昔は60~80社ほどいらっしゃったのに、現在は26社ほどに減少、本当に少なくなってしまったそうです。
豚革は牛革と違って材料である原皮をすべて国産のものでまかなうことができるので、ピッグスキンはまさに原産国・製造国共に日本の純国産製品なんですね。
1枚目の写真は革をなめすのに使う木製のドラムです。ここに革を何百枚も入れてまわすのです。写真だとわかりにくいと思いますが、人の背丈よりも全然大きいですよ!この大きさで木製というのにかなり驚いてしまいました。
2枚目の写真は何だと思いますか?
なんと天井に革を干しているんです。すご~い!!カッコイイ~!これは植物タンニンでなめされたラセッテーという種類の革です。天井にファンが回っていて、乾かす時に自然乾燥でじっくりと乾かしているんだそうで、なめし方によって乾かし方や革の特性も変わってくるんですね。
それにしてもこの革のカーテン(かってに名前をつけました)は圧巻です。窓から光が入り、味のある木造の壁とあいまってなんとも美しくて、しばらく見入ってしまいました。
これはフルールという衣料用に使用される革の倉庫です。通常革は紙管に革を巻いて保管するのですが、その時にできる巻きじわを作らない為にこのようにウマという木の台に掛けて保管しているそうです。(とても滑らかできれいな革です)
今回の見学でピッグスキンの新たな魅力を再発見することができました!秋頃に発売したい商品の材料として考えていたのですが、色んなピッグスキンを見てさらに色々作ってみたくなり、今からわくわくしています。
ネットショップで1枚から購入もできるので、革好きの人はのぞいて見て下さい。
山口産業株式会社さんのネットショップ革創庫はコチラ
by couverture-design
| 2008-03-07 14:37
| 日々のこと